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境内案内
享保年間の庭
風光明媚な境内は十七代存冏の造園によるものです。享保六年(1721)二千余人の人夫を使い、山を築き、池を掘り、木を植え、石を集めて庭を造り、西北一町歩に杉を植え、横幅一町歩に杉や松を数千本植えたと記録されています。
庭全体に調和があり、遠近感を楽しめる名園となっています。
時宗と一遍上人の話
すでに紹介したように、時宗というのは一遍上人が開いた仏教の一宗派です。
一遍上人は伊予国の豪族河野通広の子で智真といいます。全国を遊行して「念仏踊」を広めたことから、遊行上人と称されました。昭和天皇より証誠大師との諡号をいただきました。
一遍上人には教団をつくる考えはなかったようですが、多くの信徒が弟子となり、室町時代には大教団へと発展しました。
二世他阿真教が宗規を確立し、四代呑海上人が清浄光寺(遊行寺)を総本山としました。 総本山は神奈川県藤沢市にあります。